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マグロ初セリ2016 キロ数、値段と落札者、過去の値段とライバルのストーリー



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出典:築地のマグロ初セリ、最高値1匹1400万円 キロ単価2.8倍 :日本経済新聞

 

築地のマグロ初セリ、最高値は1400万円。

本マグロと言えば青森県の大間産。

200kgの大物でした。1kgあたりの値段は7万円。

 

落札者は、すしチェーン「すしざんまい」を
展開する株式会社喜代村(きよむら)の
の木村清社長。


5年連続での最高値競り落としとなりました。

 

「すしざんまい」木村清社長

築地市場は今年11月豊洲に移転。
築地での初セリは今年が最後になります。

 

木村清社長が、築地市場移転について
インタビューに答えました。

 

「なくなっちゃうのかなというとさみしいですね。
ハイ、私も44年、築地でお世話になりましたんで。
思い出はいっぱいあります。まあ、向こうでも
明るく、楽しく、元気よくね、
豊洲でも新市場でもやりたいと思います。
今年もよろしくお願いします。」

出典:白熱ライブビビット|TBSテレビ

 

「明るく、楽しく、元気よくね」


木村清社長のこのことばも、
毎年恒例となりました。


やはり、これを聞かないと新年が始まりません。

競り落としたマグロは午後から築地の店舗で
提供されるそうです。

 

1代で起業して事業を拡大される方の人生は、

ドラマティックかつドラスティックです。

木村清のプロフィール・経歴・略歴
木村清、きむら・きよし。日本の経営者。寿司店「すしざんまい」を展開する「喜代村」創業者。千葉県出身。戦闘機パイロットを目指し15歳で航空自衛隊に入隊。航空自衛隊第4術科学校卒業、大検合格。航空操縦学生になる資格を得たが事故で視力を落としパイロットの道を断念。中央大学法学部法律学科を卒業。百科事典セールス、新洋商事勤務などを経て木村商店(のちの喜代村)を創業。当初商売が上手くいかず会社が倒産寸前まで追い込まれる。手元に残った300万円を元手に築地に日本初の24時間営業寿司店「すしざんまい」を開業。その後、同社を大きく成長させた。

引用:木村清の名言 厳選集

 

ライバル

思い出してください、1億5540万円。

昨年までの「すしざんまい」の落札最高値は、

2015年 451万円 180.4kg 
2014年 736万円 230kg 
2013年 1億5540万円 222kg
2012年 5649万円 269kg

2007年 413万円 206kg

 

2013年の1億円を超える値段は、
あなたも驚いた記憶が呼び起されるでしょう。


今年はやっと普通の値段に戻ったようですね。

 

実は、2008年~2011年の3年間、

「すしざんまい」は、ライバルとの
し烈な競争により、
苦杯をなめてきたのです。

 

そのライバルとは、中国香港に本社をもち、
すしチェーン「板前寿司」を展開する
株式会社板前寿司ジャパン。


単独あるいは高級すし店「銀座久兵衛」と
共同で落札していました。


「板前寿司」がマグロの初セリを最高値で競り落とす
ようになったのはなぜだったのでしょう。
そのストーリーをお伝えしましょう。


「板前寿司」グループの本社は香港にあります。
その代表はリッキー・チェン氏。


寿司職人にあこがれ、19歳で来日。


いつか世界中でリーズナブルな本格的寿司を
食べてもらうという夢を持っていました。


その後、
熊本のご当地ラーメンを香港でチェーン展開して
成功。それを機に寿司ビジネスに参入するため、
再び来日したのですが、封建的な「河岸社会」は
外国人を受け入れてくれません。


しかし、海産物ビジネスを手がける中村桂氏
(現板前寿司ジャパン社長)と出会い、
水産業界とのパイプを確立。香港、やがて東京に
「板前寿司」を開店します。


しかし、「中国人が経営する寿司チェーン店」、
「香港から逆輸入された寿司」と風評が広がります。


そこで、起死回生の策が、
「初セリでのマグロ最高値競り落とし」。


マスコミに取り上げてもらうことで、
知名度が上がり、国産本マグロを使っていることも
知ってもらえます。

 

「板前寿司」は一夜にして
行列のできる人気店になったのです。

 

まとめ

マグロの初セリの値段の影には、

人の想いとドラマと企業の戦略がありました。

 

日本のマグロ消費量は

世界全体の1/4とも言われます。


漁獲量が減る中、
日本食の人気とともに
日本以外の国でマグロの消費量は
増えているようです。


柔道がJUDOに、相撲がSUMOになったように、
寿司はSUSHIとして、伝統を超えて

グローバルに広がっています。


オバマ大統領が来日したとき、
阿部首相と寿司食べに行って、
残してましたけど(笑)。


これからもリーズナブルでおいしい
マグロが食べられることを祈ります。