ISの戦闘員になるためにトルコ入り、路上で拘束される日本人男性



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IS戦闘員になるためにトルコを訪れ、シリアに向かおうとした日本人男性が

トルコ軍警察によって拘束されました。

概要と、トルコメディアの報道をご紹介します。

 

 = 目 次 =

 

日本人男性拘束の経緯

トルコ南部ガジアンテップで22日夕方、過激派組織「イスラム国」(IS)に

加わるためにきたという日本人男性(24)が、トルコ軍警察に拘束されました。

治安当局によると、男性はトルコからシリアへ越境し、ISに戦闘員として加わる

つもりだったと話しているそうです。

この日本人男性は、ガズィアンテプ中心部からシリア国境に接する県南部

カルカムシュに向けて移動しているところで、落ち着かない様子を不審に思った

警察から取り調べを受けたとのこと。

 

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調べに対し男性は「ISに参加するためトルコに来た」と認め、

「ISの戦いの役に立ちたい」と話しているそうです。

また、男性の携帯電話から、フェイスブックを通じてISメンバーと連絡を

取り、戦闘員になるよう誘われていたことが判明しました。

トルコ政府は近くこの男性を「外国人・国際保護法」に基づいて国外退去処分にする

見通しです。

過去を振り返ると、2014年10月、北海道大学の男子学生がやはりISの戦闘員に

なろうとして渡航を計画、警視庁に私戦予備・陰謀の疑いで事情聴取されています。

この大学生はまだ国外に出てはいませんでした。

ISに参加するために、国外で治安当局に拘束された日本人は、今回の男性が初めてと

なります。

 

トルコメディア Dogan News Agency(DHA) の記事

若い男性が武装した軍警察の前で、道路にひざを付いて両手を上げています。

足元にあるのは、二つのバッグと携帯電話は男性の持ち物のようです。

 

道路にひざをつく男性

 

正面から見た男性

 

まとめ

荷物が小さなリュック2つだけというのは、そんなに少なくていいのかと

思ってしまいます。

とはいえ、デカいキャリーバッグを転がしても行けませんね。

フェイスブックを通じてISメンバーと連絡を取っていたとのことですので、

向こうで必要なものは全部準備してくれる手はずだったのでしょう。

写真を見ると、線の細そうな人で、とても戦闘員を志すようには見えませんが、

何があったのでしょうか。

本人の意思でいったんISに入ってしまえば、連れ戻すのは不可能でしょう。

また、ISにどのように利用されるかも知れません。

報道によると、国外退去処分だけで特におとがめは無いようです。

自分も他人も傷つけることなく帰れることになって、ほんとうによかったです。