NEWS ZERO 福山雅治25周年の道標



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 昨年、1990年のデビューから25周年を迎えた福山雅治さん。

 

男性ソロアーティストとして、

CD総売上枚数歴代1位を更新し続けています。

昨年は9月にご結婚もされました。

 

福山さんがNEWS ZEROのテーマソング「道標」をつくったのは、

デビュー20周年の年。

NEWS ZERO 福山雅治20周年の道標 - ジェット快調!

 

それから5年、NEWS ZEROが昨年末の福山さんのライブ「冬の大感謝祭」に密着。

福山さんの葛藤と挑戦に迫ります。

 

福山雅治 25周年の「道標」とは...

 

25年の歩み

変わらないこと

25年間変わらないこと、彼が語ったのは意外なことばでした。

 

福山:

「照れや謙遜ではなく、自分に酔えない。

『今、俺いけてる!』っていうふうに酔えない。

どこかこう、俯瞰のカメラで見ちゃう。主観じゃなくて客観で見ちゃうとこがあって、

そこが僕の、よく言えば長所なんでしょうけども。

悪く言えば、表現者としてブレイクスルーできないところなんじゃないかなって

いうジレンマはありますよ。

そういう自分がいるからこそ、挑戦し続けることでしか

自分の殻を破ることができないんじゃないかっていう風に思ってるんですよね。」

 

自分への挑戦を続けてきた

俳優や写真家としての活動は、

シンガーソングライターの表現の幅を大きく広げてきた。

女性アーティストの作品を手がけ、女性の心情をつづる作品作りにも挑戦。

20周年では、故郷に恩返しするため、

長崎県民5万人をパブリックビューイングに無料招待。

観客が10代だけ、男性だけ、女性だけの限定ライブと新たな試みを行っている。

 

福山: 

「僕は天才じゃないですし、すごく優れた表現者であるっていう風に

思ったこともないし。

新しいことをやって、外側からの力で、自分を壊していって

再構築するしかないんですよ。

新しいと感じてもらえることを見てもらいたいですし、

提示するのが一番の恩返しだと思うんです。」

 

今回の冬の大感謝祭でも、あえてヒット曲に偏らないステージ作りに挑んだ。

 

福山:

「時に、『そんなことやるの?』とか『それ、つまんないよ』っていう意見も

もちろんあるでしょうし。

それでもやっぱり同じことをやって、受けたからって毎回同じことをやるのは、

ひとつの安定のように見えて、それは安定ではなくて、右肩下がりの表現であり、

活動だっていう風に僕は思うので。」

 

25周年ライブ『冬の大感謝祭』

ライブ開催2日前

テクニカルリハーサル 照明や映像などを確認する。

リハーサルが始まると、ステージから一番離れた観客席に立つ。

すべての席のすべての観客が同じように楽しんでもらえるか、確認に余念がない。

気になった部分をすぐにスタッフに伝えていく。

指摘はモニターの見え方、映像を出すタイミング、

最終的にほとんどの曲に修正を加えた。

続いてモニターに流す、オープニング映像のチェック。

文章の文字数が多く、読みずらいことを指摘、自らPCに向かい、文章を推敲する。

 観客の目線に立って、緻密なステージを作り上げる。

これまで、ずっとやり続けてきた。

 

福山:

「隅々まで確認するのは、たぶん性格の問題だと思う。」

 

ライブ最終日

開演7時間前に会場入り。

4時間前にリハーサル開始。

本番30分前、控室でひとり歌い込む。

開演直前に集中力を高めるのが、福山さん流。

 

いつもと変わらない風景。

 

日々の挑戦の積み重ね、それが25年間の福山さんを支えてきた。

 

そして、オープニング。

歓声と拍手の中、スクリーンにメッセージが映し出される。

 

「『この街には何もない』

そう思って街を出たけれど

何もなかったのは自分自身だった」

 

最後の局に選んだのはZEROのテーマソング、

「道標」

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a000671/l0184a4.html

 

 5年後はどんな福山雅治になっていますか?

福山:

「今思ってる『5年後の自分』を超えた自分で、

5年後いなければいけないと思う。

常に想像を超えた自分になってなければいけないって思ってますね。」

 

まとめ

アーティストは、感情が豊かというのが一般的イメージだと思います。

自分に酔えない

福山さんが、こう語ったのは意外でした。

「外側からの力で、自分を壊していって再構築するしかない」

成功が大きければ大きいほど、人は保守的になるのが当然というもの。

それをあえて、外側からの力を使ってでも壊すというのは、

相当勇気も、パワーも要ることと思います。

番組の映像では、福山さんが笑う場面がいっさいありません。

インタビューでも、その表情は「俺は満足していない」という印象を受けるのです。

「今思ってる『5年後の自分』を超えた自分で5年後いなければいけない」

とも語っています。

CD総売上枚数歴代1位でありながら、飽くなき挑戦を続ける福山さん。

 

5年後は30周年の福山さん。

NEWS ZEROは続いていて、福山さんはまた出演するのでしょうか。

その時は、何を語ってくれるのでしょう。