中国河南省 金色の巨大毛沢東像 昨年3月から作成、ほぼ完成で取り壊し



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中国河南省の農村で、金色の巨大な毛沢東像がつくられました。

昨年3月に着工して、12月にはほぼ完成していたそうですが、

それが今年に入って、突然取り壊されたとのことです。

 

高さは

36.6m

巨大です。

どれくらい巨大かというと、

 

奈良の大仏

18m(台座の高さ含む)

 

鎌倉の大仏様

13.35m(台座の高さ含む)

 

高さは奈良の大仏様の2倍を超えますから、

すごい大きさです。

毛沢東像はイスに座った姿。

大仏様は座禅の足の組み方で地面に座った姿ですから、

奈良の大仏様をひとまわり大きくした像が

イスに座っている感じでしょうか。

像の総工費は300万元(5300万円)弱。

地元の実業家や村民などが出資したそうです。

「人民網」によると登記や審査の手続きがされてなかったため、

取り壊されたとしているようです。

 

YouTubeに動画が公開されていました。

動画と言っても、像が立って歩くわけではありませんので、

あらかじめご承知おきください。

カメラワークからすると、クレーンから撮った映像でしょうか。

 

人民網」は、中国共産党の機関紙「人民日報」のネット版です。

日本語版を「毛沢東」で検索して見たのですが、

該当記事は見つかりませんでした。

 

中国のネットユーザーからは様々な声があがっています。

 

「これはいいことだ。こういう政府ならまだ希望が持てる」

共産党は個人崇拝を行わないし、そもそもこの像は醜すぎる」

中国共産党偶像崇拝をしない。この点ではユダヤ教と似ている」

「この像は偉人をけなすために造ったとしか思えない」

毛沢東主席は尊敬すべきだが、この像は不適切だと思う。資源の浪費だ」

「俺は建設には反対しないが、造るんだったらもっと美しく造ってほしい。

これでは指導者に対する侮辱だ」

毛沢東主席は永遠に人々の心の中に存在する!」

「偶像は重要ではない。真の中国人の心の中には毛沢東がいると信じている」

「大仏を建設していれば撤去されることはなかったのに」

「すでに造ってしまったものを壊すなんてもったいない」

「何も残らなかったけどGDPを伸ばしたからいいんじゃないか」

引用: ライブドアニュース

 

河南省では、他にもヘンテコな建物があるそうです。

金色の球形のビルで「金の卵」と呼ばれています。

 

中国では、近年続々と奇抜なビルの建設が進んでいるそうです。

「靴下形のビル」、「リング形のビル」、「古銭形のビル」、「酒瓶形のビル」、

「ズボン形のビル」など実に形はさまざまです。

さすがは経済発展いちじるしい中国。新しいことにチャレンジしてますね。

しかし、美観についてはあまり評判はよくないようです。

笑える中国の15の建築物--人民網日本語版--人民日報

 

3年前の2013年は、毛沢東生誕120周年という節目の年でした。

このときは、小さいながら黄金と翡翠の像がつくられました。

 

 

高さ80cm、重さ50kg

20人のチームが8か月がかりで制作したとのことです。

費用な16万5千ドル、1,900万円ぐらいでしょうか。

出資者は明らかにされていません。

写真からは、完成度の高さがうかがえます。

 

まとめ

9ヶ月もかけて、大金をつぎ込んで作ったのに、

もったいないですね。

小さめで、金無垢とか、宝石を埋めるとかする方が

よかったかも知れません。

 

どうしてこんなことになるの? 

とは思うものの...

 

日本も、ダムとか道路とか堤防とか、

国立競技場とかオリンピックのエンブレムとか考えると、

何も言えません。